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導入事例

  • 製造
  • 3000人
  • データ移行サービス

ProfileUnity、
現代重工業のWindows XP移行プロジェクトで実力を発揮

現代重工業(Hyundai Heavy Industries、略HHI、韓国の大手企業の一つ)は、最終的にはすべてのデスクトップがWindows 7を採用することになるVMware® View 仮想デスクトップインフラストラクチャーへのデスクトップユーザーの移行を進めている。Windows XPのサポートが2014年に終了することを受けて、HHIはWindows XPの仮想デスクトップを Windows 7のプラットフォームへ移行することを優先していた。当初の移行プロジェクトは、社内の3,000人中1,800人の仮想デスクトップユーザーを対象としており、HHIの手掛けた最も規模の大きい移行計画の一つだった。 VMware View環境へのデスクトップ移行を完了させれば、HHIは韓国でもっとも大きい仮想デスクトップインフラストラクチャーの一つを所有することになる。

HHIのITマネージャーたちは、手作業で大規模な移行にどのくらい時間が掛かるのかを目の当たりにしてきたため、大規模な移行を可能にするには、 自動化されたソリューションが必要であることを確信していた。迅速な対応が必要だったため、Hyundai はLiquidware LabsTMのパートナーであり、 VMware とCitrix®の両仮想環境で豊富な実装経験を持つ業界トップのITサービス会社であるDaou Tech(www.daou.com)に相談を持ち掛けた。 Daou Techのスタッフは、HHIの社内ITスタッフと協同して、ProfileUnityを使っておよそ3週間で1,800人からなるWindows XPユーザーグループをVMware Viewデスクトップに移行した。

「Daou TechとLiquidware Labsのサポートは大変素晴らしいものでした。」と、 HHIで移行プロジェクトの内部リードを務めるTaeseok Kimは述べる。「彼らの知見と経験のおかげで、大きな遅延もなくスケジュール通りにプロジェクトを進めることができました。」

  • HHI移行プロジェクトリーダー Taeseok Kim

課題

HHIの造船施設では、Windows XPとWindows 7のデスクトップユーザーが何百種類ものアプリケーションを使用していた。 HHIが大規模な仮想デスクトップインフラストラクチャー(VDI)を初めて導入したのは、1,200人のWindows 7ユーザーに仮想デスクトップを用意したときだ。 同社は1,800人の Windows XPユーザーを仮想デスクトップへ移行したのだが、Microsoft®が2014年の早い時期にXPのサポートを終了するという発表を踏まえて、 後からこのユーザーをWindows 7に、できるだけ早くアップグレードする予定であった。しかし、仮想Windows XPデスクトップを仮想Windows 7デスクトップに移行するのは 予想していたよりも難しく、時間がかかる、ということにHHIは気がついたのだった。

2005年の後期にWindows Vistaがリリースされたとき、Microsoftは 新しいフォルダー名と新規格納先を持つユーザープロファイルのフォーマットを導入した。 この変更によって、Windows XP/2000/Server 2003の移動プロファイルと、この移動プロファイルに依存するソリューションのユーザーは、 Windows 7(とそれ以降のOSバージョン)に移行することも共存することもできなくなってしまった。MicrosoftのUser State Migration Too(lUSMT)はWindows XPの移行によく使われるツールだが、 このツールを使った移行には、大変な労力を要するスクリプト記述と、1台1台手作業で行うタスクが発生する。

HHIのITスタッフは、USMTとその他にもツールを駆使して移行プロジェクトを開始し、3ヶ月の間、手作業でデータをWindows XPから収集し、 アプリケーションの設定をコピーし、ユーザー設定と環境設定をキャプチャーし、ドライブとプリンターをマッピングし、バックアップを作成し、 新しい仮想デスクトップを構築しようとした。しかし、スタッフは、毎日のHHIのITサポート業務を抱えたままだったので、移行には“時間が許す限り”しか手が回らなかった。 また、HHIのITスタッフは、生産性を落とさないようにしつつ業務をスケジュールに組まなくてはならなかった。精度を落とさないまま移行プロセスを早めることが重要だ、 ということが判明したので、HHIの経営層は、パートナーであるDaou Techに意見を求めた。

ソリューション

VMwareとCitrixの両プラットフォームにおける豊富なVDIプロジェクト経験を持つDaou Techには、 現状のMicrosoftとプライバシーベンダーのツールでは、この規模の移行プロジェクトに対応できないことは分かっていた。 Daou Techの提案したソリューションは、Liquidware LabsのProfileUnityを使い、VMware Viewのプラットフォームで Win-dows XPからWindows 7への移行を自動化する、というものだった。

Daou TechのHaksoo Lee氏とHHI従業員2名は、オフサイトで作業するLiquidware LabsのJoseph Ahn氏からサポートを得ながら、 ProfileUnityを使って移行をおよそ3週間で完了させた。移行作業のほとんどが、毎日の業務の妨げにならないよう、また他のプロジェクトに取り掛かっているスタッフを阻害しないよう、 ピーク時を避けて実行された。ProfileUnityはプロファイル及びデータ移行をバックグラウンドで行うため、生産性には影響がなかった。 移行中のデスクトップも作業中はずっと機能していたので、Windows 7へのカットオーバーはスムーズにいった。とてもスムーズだったので、 チームが一晩で250もの移行をこなすことすらあった。

「手作業での移行は、Microsoftのツールを使ったとしても、とても労力も時間も掛かるものです。」とDaou TechのHaksoo Lee氏。 「手作業での移行では、データや設定を色々なソースから集めてこなくてはならず、またどこに何があるのかをきちんと把握している人は皆無なので、本当に面倒なのです。 ProfileUnityのレポート機能は、自分の作業が正しく完遂されたのかを確認できる、なくてはならない機能ですし、進捗のトラッキングもできます。」

ProfileUnityは、既存の物理PCてでサイズの小さいエージェントを起動し移行プロセスを開始する。 そして、移行プロセスは、クリーンで安全な移行を可能にするアクティビティを通して完全に自動化されているが、そのアクティビティには主に次のようなものがある:

ユーザーの設定とカスタマイズをキャプチャーする ProfileUnityは自動でユーザープロファイルと設定を仮想化し、ユーザーの作成した業務上枢要なデータをネットワークやクラウドストレージに同期する。 一番最初に実行したときから、ProfileUnityは一般的なWindowsのユーザープロファイルをネイティブ形式で作成するので、 XP/2000/Server 2003/Vista/Windows 7/Server 2008、そしてServer 2012、Windows8、Windows10を含む現在利用可能なWindowsのOSへの移行をサポートしてくれる。 ProfileUnityを使えば、Windows 7へのプロファイル及びデータ移行をいつでも行うことができる。ユーザーの生産性には影響がなく、 新しいOSプラットフォームの受け入れも、ルーティン的に実施することが可能だ。

ユーザーデータをキャプチャーする ProfileUnityには、フォルダーリダイレクションモジュールに特別な自動データ移行機能が備わっていて、 ユーザーが作成した業務上必要なデータの取り忘れを防いでくれる。この機能は、My DocumentsやMy Picturesなどといったユーザーの作成したデータを 移行前のデスクトップから収集する。収集されたデータは、ネットワークドライブや外部のクラウドストレージといった新規格納場所に同期される。 バックグラウンドで同期が成功し完了すると、フォルダーは新規格納先にリダイレクトされる。

アプリケーションデータの設定をキャプチャーする HHIは、新しい仮想プラットフォームへの移行に並行してアプリケーションのアップグレードも行っており、Microsoft Outlookの設定や、署名、 個人のスペルチェッカーのデータや連絡先などといった、アプリケーションのデータ設定を失うことは避けたい、という大きな懸念事項を抱えていた。 ProfileUnityは、ユーザーのカスタムアプリケーションデータの設定を、ほぼ全てのアプリケーションにおいて、異なるバージョン間でもシームレスに利用できるようにするが、 この機能はHHIの移行プロジェクトには欠かせないものだった。

カットオーバーの最後に、仮想化したユーザーの環境設定とユーザーのデータを、マスターとなるゴールデンデスクトップイメージと共にマージしたが、 そうすることで、ユーザーが初めて仮想プラットフォームにログオンするときには、完全にカスタマイズ済で、すぐに使うことのできるワークスペースが出来上がっていることになる。 移行の後もProfileUnityは、柔軟なプロファイル管理とコンフィギュレーションをもって、完璧なエンタープライズユーザー仮想化を可能にしてくれるのだ。

「HHIが移行したいと思っていたWindows XPの1,800台の仮想デスクトップのバックアップを取るだけでも、相当な量の時間と労力とストレージが必要だったでしょう。」と、Ahn氏。 「この問題点については、手始めにXPを70~80台分移行したときから、HHIのITスタッフは気が付いていました。あのペースで自動化ツールなしで続けていたら、 最初の段階を終えるまでに最低でも半年、もしくはもっと長い時間が掛かっていたのだと思います。」

大概の組織では、アプリケーションのアップグレードはWindows XPからアップグレードするときに並行して行われるが、HHIも例外ではなかった。 ProfileUnityは、アプリケーションのアップグレードのプロセスも改善してくれる。つまり、ユーザーはMicrosoft Officeの複数バージョンとその他アプリケーションの間を移動することができ、 新しいバージョンのアプリケーションは自動設定が施され、Windowsデスクトップ上のカスタマイズしたコンフィギュレーションは保持されるのだ。

HHIのコミュニケーションメッセンジャーのアプリケーションの移行には少し手間取った。このプログラムはカスタマイズされており、 Windowsのレジストリ内でコンフィギュレーションデータに問題が起きてしまったのだ。Daou TechとLiquidware Labsのスタッフはただちに原因を調査し、 アプリケーションのパーツがレジストリ内部に散在していることを突き止めた。ProfileUnityのコンフィギュレーションにおける柔軟性を活用して、 チームは移行に必要なデータを集めるために、レジストリ内のロケーション全てをスキャンするスクリプトを作成した。このトラブルシューティングのプロセスと問題解決には、1日程度しか掛からなかった。

「このレジストリ問題で多少計画に遅れが出はしましたが、解決はできました。ProfileUnityを使い、スクリプトを実行すれば、あとは全て自動で行われます。 その後はすべての側面においてスムーズに進みました。」と、Ahn氏。「確実で安全な自動化プロセスが実行可能なツール抜きでは、移行には時間も労力も掛かり、エラーを起こしやすいものだ、 ということを知らない人は多いです。」

結果

ProfileUnityのおかげで、HHIのWindows XPの移行プロジェクトは効率的で包括的なものとなった。 ProfileUnityを導入してからわずか3週間という期間で、問題なく移行の最初の段階を完了することができたばかりか、 ITスタッフとデスクトップのユーザーへの影響は最小限に留まり、HHIの経営層の抱えていた懸念を和らげることができた。

ProfileUnityを使っての移行の自動化は、プロジェクトを根本から変革した。USMTを使っていたら、HHIは手作業の移行に必要な人的資源も時間も捻出せねばらず、 追い詰められた状況になっていただろう。また、ProfileUnityはVMwareのホスト上で仮想アプライアンスとして動くため、ソリューションを起動し稼働するのにバックエンドのシステムを追加する必要はなく、 経済的でもあった。

「Daou TechとLiquidware Labsのツールとサポートのおかげで、彼らの業務を妨害することなく、 しかもユーザー、データ、アプリケーション設定などはすべて保持したまま社員を仮想環境に迅速に移行することができました。」と、HHIのKim氏。 「ProfileUnityのおかげで、大規模の仮想デスクトップ環境の構築と管理が実用的になりました。 ProfileUnity抜きでは、こんなに早く移行することは不可能でした。」

◆記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
◆記載の担当部署は、2013年8月1日の組織名です。

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